ぎっくり腰の原因とは?突然の激痛の正体に迫る!
ある日突然、腰に激痛が走る――
そんな「ぎっくり腰」は、多くの方が一度は経験する可能性がある身近なトラブルです。医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、その原因はさまざま。今回は、ぎっくり腰の主な原因について詳しくご紹介します。
1. 筋肉や筋膜の損傷
重い荷物を持ち上げたり、急な動作をしたときに、腰回りの筋肉や筋膜が一時的に損傷してしまうことがあります。これが最も一般的な原因です。冷えて筋肉がこわばっているときや、普段から運動不足の方に起こりやすいです。
2. 関節や靭帯の炎症
腰椎周辺の関節(椎間関節)や靭帯が炎症を起こすことでも、ぎっくり腰は起こります。長時間の座りっぱなしや、前かがみの姿勢が続くと、関節に負担がかかりやすくなります。
3. 椎間板への急な負担
腰椎のクッションの役割をしている椎間板に、瞬間的に強い圧がかかると、中の髄核が飛び出し「椎間板ヘルニア」のような状態になることも。これが神経を圧迫し、激しい痛みを引き起こす場合があります