【寝違い】その原因と正しい対策とは
朝起きたら首が痛くて動かせない…そんな経験、ありませんか?
これは「寝違い」と呼ばれるもので、突然起こることが多く、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
今回は、寝違いの主な原因と、その対策・予防法についてお話しします。
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◆ 寝違いの原因とは?
寝違いは、医学的には「急性疼痛性頸部拘縮」と呼ばれ、首周辺の筋肉や靭帯、関節包などの急性炎症が原因で起こります。具体的には以下のようなことが要因になると言われています。
◎ 不自然な寝姿勢
枕の高さが合わなかったり、長時間首がねじれた状態で眠ってしまうと、首の筋肉や関節に過度なストレスがかかり炎症が起きやすくなります。
◎ 筋肉の疲労や緊張
長時間のデスクワークやスマホの使い過ぎで、首・肩周りの筋肉が常に緊張していると、寝ている間に回復しきれず、負担が残ってしまうことがあります。
◎ 冷え
就寝中の冷えによって筋肉が硬直し、些細な動きでも筋繊維を痛めてしまうことがあります。
◆ 寝違えたときの正しい対処法
寝違いを起こしたとき、間違った対処をするとかえって症状が悪化してしまうこともあります。
◎ 無理に動かさない
痛みがある方向に首を動かすのは避けましょう。無理に動かすと炎症が広がり、治りが遅くなります。
◎ 冷やす(初期)
痛み始めてから24~48時間は炎症期です。この時期は患部をアイシングすることで炎症を抑える効果が期待できます。
◎ 温めるのは「慢性化してから」
初期の炎症が落ち着いた後(2~3日後)からは、温めて血行を促すのが効果的です。お風呂やホットパックを活用しましょう。
◎ 接骨院での施術も
無理のない手技療法や電気治療、テーピングなどで炎症の早期回復をサポートできます。早めにご相談いただくことで、再発予防にもつながります。
◆ 寝違いを予防するには?
普段の生活習慣を見直すことで、寝違いの予防は十分可能です。
• 枕の高さ・寝具の見直し(首の自然なカーブを保てるものを選びましょう)
• 首肩のストレッチを日常に取り入れる
• 就寝前にスマホを長時間見ない(眼精疲労と首コリはつながっています)
• 湯船につかって筋肉をしっかり緩めてから眠る
◆ 最後に
寝違いは誰にでも起こる可能性がある身近な不調です。しかし、その背景には日々の身体の使い方やケアの不足が潜んでいることも。
つらい痛みを繰り返さないためにも、日頃から首や肩のメンテナンスを心がけましょう。
当院では、寝違いの症状にも対応していますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。