朝の首の痛み…それ、寝違えかも?原因と自宅でできるセルフケア
朝起きた瞬間、「首が痛くて動かせない」「振り向けない」といった経験はありませんか?これは「寝違え」と呼ばれる症状で、誰にでも起こりうる身近なトラブルです。今回は、寝違えの原因と対処法、自宅でできるセルフケアを紹介します。
寝違えの原因とは?
寝違えは、首や肩周りの筋肉に過度な負担がかかり、炎症を起こすことで痛みが発生します。主な原因は以下の通りです。
- 不自然な姿勢での睡眠:長時間、首がねじれた状態や枕が合わない場合に発生しやすい
- 疲労やストレス:筋肉が緊張しやすくなり、血行不良を引き起こす
- 冷え:就寝中に首や肩が冷えると、筋肉が硬直しやすくなる
- 内臓の機能低下:腸内環境が悪くなり毒素がたまって血行不良を引き起こす
寝違えたときのNG行動
首が痛いからといって、無理に動かしたり、強く揉んだりするのは逆効果です。炎症が悪化し、痛みが長引くことがあります。以下の行動は避けましょう。
- 首を無理に回す・伸ばす
- 痛い部分を強く押したり揉んだりする
- 長時間のスマホやパソコン使用
自宅でできるセルフケア
1. 冷やす or 温める?
寝違え直後は、筋肉に炎症がある可能性があるため、まずは冷やしましょう。保冷剤や冷たいタオルを使い、5~10分ほど首元を冷やします。痛みが落ち着いてきたら、温めて血行を促進すると回復が早くなります。
2. 優しいストレッチ
痛みが和らいできたら、首や肩周りのストレッチを行いましょう。
- 首をゆっくりと前後・左右に倒し、無理のない範囲で動かす
- 肩を大きく回して、首への負担を減らす
3. 姿勢の見直し
日常生活での姿勢も寝違えの予防に大切です。デスクワーク中は、背筋を伸ばし、目線が下がらないように心掛けましょう。
繰り返す寝違えには要注意!
頻繁に寝違える場合、首や肩の筋肉が慢性的に硬くなっている可能性があります。当院では、寝違え予防のための姿勢改善やストレッチ指導も行っています。痛みが強い場合や早く改善したい方は、ぜひご相談ください。
首や肩の不調は、日常のちょっとしたケアで改善できます。正しい対処法を知り、快適な毎日を過ごしましょう!